コルシカの音楽 2

引き続きコルシカの音楽


一般的なものはChant CorseやChanson Corse、宗教歌や聖歌に近い民族音楽風のものはPolyphonie corseとも表記されるようだ

以前載せたEsse - CampesinoはまさにChant Corseだ

YoutubeのRicordi di Petru-Pa(aはグレイヴ・アクセント付き)というアカウントはそういう音楽を専門的に紹介している

ここは更新頻度が高く画質、音質ともに安定している

さらに動画ごとに歌手名、ジャンル、曲名、撮影した場所、撮影者が明記されているのは素晴らしい

また各動画のアクセス数から月ごとにランキング動画を載せているのも親切



そのChant Corseだが、見て聴いたまま素晴らしい

声楽中心でギター伴奏が多く、発声法はブルガリアンボイスの地声のようにも聴こえる

全体的に哀愁を感じさせるようなメロディだが、そこにしっかりとしたハーモニーが絡んで深く響いてくる

どちらかというと男性グループが多い印象

ここで紹介されている歌手がプロなのかアマチュアなのかは判断に困る部類だが、The Voiceに出演したグループや個人もいる


Incantesimu (The Voice France 2017) - Corsica (chant Corse)

https://www.youtube.com/watch?v=rpEOdY25jns


↓はつい最近オフィシャルにアップされたのでついでに貼っておく


Corsica - Petru Guelfucci (Paese di live) Incantesimu

https://www.youtube.com/watch?v=t-SQHi1QYYw


The VoiceにはこのIncantesimu(eはグレイヴ・アクセント付き)と前回載せたCirneseのYoann Casanovaが出場している

そういうメンツが飲みながら普通に歌っているので日本でいうところのプロアマの区別が自分ではつけられない(笑)

一見「流し」にも見えるが、実物の流しを見たことがないうえにIncantesimuやCirneseのメンバーは音楽番組にも出演するくらい知名度がある

さらに文化の違いもあるので一概にこうだと判断することは難しい

特にこだわる部分でもないのでSpotifyAmazonなどのデジタル配信に名前があればプロ、くらいにざっくりと認識している



というかこだわるところは他にもある

Chant Corseの映像を色々見ていて凄く気になったのだが、声を出す人が片耳を抑えるように手を添えることが非常に多い

完全に塞いでいるようには見えないので尚更気になった

複数で歌う場合に他のパートに引っ張られないようにそうするのかな、と思ったがひとりで歌う人も塞いでいたりするので何か理由があるのだろうか

いかにも学校や教会でそういう風に教わったかのように自然と片耳に手をあてる

少なくとも同じような声楽のブルガリアンボイスでは見たことがない仕草だったので、その違いに興味がある


ひとつの例として貼る

Jean-Vincent Servetto - Lamentu di u pastore

https://www.youtube.com/watch?v=b8MLApPUYi8


雰囲気からするとPolyphonie corseだろう

ついでにいえばCirneseのメンバーが2、3人いる

2人は間違いないが、残りの方はちょっと自信ない


リンク

Ricordi di Petru-Pa
https://www.youtube.com/user/ppoux