13日 ②

13日に書いたものの続き

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ちょっと落ち着いて考えてみよう
たぶんあの人を見ると日常的に隠してる部分や自分を誤魔化してる深層がリセットされる
薄く酔ってる頭に冷や水ぶっかけられたり、ぶん殴られて急に我に返ってしまった感じか
あるいは単純に人を好きでいられた時間を思い出して、その頃にロールバックする感じ

で、その巻き戻った心は今の自分がおかれている状況や、そうなった過程、残された道程を認識して恐怖に陥る
それは311の時のメモが全てを物語ってる

人としてまともに生きるってことが本能的にわかるから、自分勝手に生きている今の姿に愕然とする
家庭を築き、家族のために、あるいは家族や友人達と共に生きていく
自分で書いてて違和感満載だが、たぶん心の中心的なところにそういう気持ちが沁みついているんだと思う
綺麗事でもなんでもなく、そういう生活が自然だと深層で感じてるんだと思う

だからそういう掛け替えのない「時間」を失ってダラダラ生きている己の姿を客観的に見てしまって、怖くなるんだと思う

あれ?みんな「まとも」に生きてるぞ?
自分は明らかに「まとも」じゃない方向に向かってるぞ?
しかも何にも築いてないぞ?
このままで大丈夫なのか?と

大丈夫じゃないって答えは頭ん中で知ってるが、それを皮膚で実感させられるから恐怖に囚われる

今からどうやって「まとも」になるの?
本能的に逃げ出した価値観の中でまた生活できるの?
馴染むためにどれだけ努力が必要かわかってるの?
って感覚が腹の底から湧いてくる

もちろん「まとも」っていうものにも幅があって、その中でも普通のことに憧れを持ったことはある
友達と飯を食ったり酒を飲んだり遊んだりetc
ごくごく普通の日常的なこと
でも結局自分はそれに耐えられなかった

このブログを始めた頃はまだそういうことに馴染もうと努力してた方だと思う
ただ自分がそれをしてることにずっと違和感があって
飯を食ってる時間飲んでる時間遊んでる時間、交際するために費やされる時間
とにかく「時間」が勿体ないと感じてた
やりたいことや欲しいもののため、要は自分のためだけに「時間」を使いたかった
そんな極度な自己中だから一緒する奴にも申し訳ない、と自分に都合よく言い訳して
徐々に「まとも」じゃない方向へ逃げ出して今に至ってる

だから後悔を感じたことは少ないし、似たような感じに生きてる人も見てきたから
残された道程は世間から見て明るいものではないと勝手に理解してた
無論、うまいこと折り合いをつけながら自分を生かせてる人もいるだろうが、自分にはあてはまらないからその解は省いてきた

で、振り返ってみてゾッとしてる自分がいる
我に返ったというか酔いが醒めたというか、そんな心境で自分を見たら
「まとも」に生きてるやつと比べてみて、あまりにもスカスカな人生
なんにもない、というわけではないが
誰かに語れるような普通の過去も
誰かと共有してきたはずの日常も
まるで空っぽ

同世代との会話を思い出すとよくわかる
なぜなら自分はひたすら聞いてる側だから
友人が、女が、嫁が、子供がどうしたこうした
それに返せるような話題は自分にはない
道から外れたのは自分なんだから当たり前で
今更それを後悔するわけじゃないが
胸のあたりがどうしようもない不安で満たされてしまう





テンパってどんどん酔った文になってくのがまたw
分割