Carlo Lio - Giro Tondo (Original Mix) と 音楽の価格差

Carlo Lio - Giro Tondo (Original Mix)

https://www.youtube.com/watch?v=ZCJFzZHTUi4

リリース元は$2.49縛り
再販レーベルは$1.49にしている

たまに感じることだが曲にもそれぞれ価格差があっていいんじゃないかと思う
いわゆる「ブランド」のような価値観が音楽にあってもいいんじゃないかということ
今は媒体のレコード、CD、テープといった「側」にプレミアがつくことはあっても
音そのものに価値をつけることは稀な世の中
それがもしハイレゾ級のデジタル配信されてるなら「側」の価値だけ高いってのは
本末転倒になるし、もはやジャンルの違うコレクター向けの品でしかない
そうではなくて音そのものに価格差を設ける

iTuneswikiを確認してみたが日本では150円、200円、250円の価格帯で販売されている
こういう価格の縛りは自然だろうか?
100均で売ってる物と専門店で売ってる物は明確な価格差と質の差があるのに?
酒にしろ煙草にしろ身近な嗜好品は安いものから高いものまでピンキリなのに?
でも音楽は一律に近い価格で卸されてる
どんなに工夫しようが、どんなに珍しい声で歌おうが、どんなに演奏技術が優れていよ
うが全部一緒
学芸会のような音だろうが研ぎ澄まされた音だろうがお構いなし
だから、もっと曲単位で価値の差があっていいんじゃないのかと思うことがある

BPでは稀に$2.49の価格据置にしている曲がある
単に設定ミスかもしれないが、もし意識的にそうしているなら素晴らしいことだと思う
例え$1.00差だとしてもそれがプライドを持って作られたものなんだろうなって感じられるから

ただ、聴く人によって「高すぎ」って感じるか、その価格でも「欲しい」って感じるかはマチマチだし、そもそもサンプルですら人の耳に届けばマシって現状で価格差を設けるなんてまず無理なんだろうけど、いずれ個人の波長や嗜好にマッチングした曲を見つけるシステムやサービスが出来上がれば今のような「卸業者」が流通させる音ばかりではなく、自分に合った音に触れられるようになって、ゆくゆくは価値の差が価格にも反映されるようになるのではないかなあ…と希望的観測を持つのが精一杯

そのマッチングも誰かのオススメがポップアップするサービスや他人の購入履歴からピックアップするシステムではなく、ウェアラブルな生体信号測定装置を用いたリアルタイム解析のような仕組みを想像してる

できることなら生きてる間に、しかもできるだけ早くお目にかかりたいが
10年単位で待たなきゃいけないような話だから…難しいか

てかitunesの価格が日本だけぼったくってるなあと思ったけど
これは音に限らず各種代理店とか名乗ってるところも同じか